深い緑の日記

続けばいいな

BIG C.C.レモンについて

今日、大学内を歩いていたらBIG C.C.レモンを持って歩いている女性とすれ違った。                

                

その時は漠然と面白いな、と感じたが、なぜ面白いかを考えてみた。

 

まずBIGが面白い。BIGと言いながら600 mLとそこまで大きくないことや、C.C.レモンにはもっとBIGと名乗るのにふさわしい1.5Lサイズのものが売っている。つまりBIGという商品名を冠していながら「ちょっと大きい」程度のサイズなのだ。現在スーパーなどで売られているコカコーラの通常サイズが700 mLであることを考えると、600 mLという普通サイズの延長でBIGを名乗っている厚かましさが面白い。

 

さらにこの「ちょっと大きい」サイズも面白い。「ちょっと大きいサイズ」を売っている店では通常サイズの商品も売っている可能性が高い。その中でわざわざ「ちょっと大きいサイズ」を買うのは、通常サイズでは物足りないと感じている食いしん坊なのである。食いしん坊がBIG C.C.レモンを見つけ、店内で「おっ、大きいサイズ売ってるじゃん!」と考えている姿を想像するだけで面白い。(すれ違った女性は細身だったが、そのような人が食いしん坊を心に抱えていることも面白い。)

 

やはり何と言っても「C.C.レモン」が面白い。水分補給のための飲み物であれば水やお茶を選ぶし、ジュースが飲みたい気分なのであればもっとおいしいジュースはたくさんある。C.C.レモンは「懐かしい」という感情以外で買うことがない飲み物なのである。彼女は今日5年ぶりにC.C.レモンを飲み、次にC.C.レモンを飲むのはまた5年後なのである。そう考えれば10年に1度の日を迎える人を目撃することができたことに感謝しようと思った。

 

 

 

 

特に何もなかった日なので「面白い」と書きまくって面白いことがあったと自分をだまそうとしたが、別に面白くはならなかった。挙句の果てには感謝していたが誰に対する何の感謝なんだろう。これを考えるのもまた面白い。